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それでも、朝は来る
闘技場はデビュー戦を迎え、お祭り状態だ
それに反して、葬列みたいに沈痛な顔の選手集団に混じり整列する大介が居た
大介
「30組60人か…
しっかし、この空気に耐えられん…」
?
「ダイか?元気してたか?」
大介に声掛けて来たのは、忘れかけていた人、耕介だった
大介
「…………?コウか…?」
耕介
「忘れていた?」
大介
「忘れてない…」
耕介
「そうか、なら良いんだ…
大介は良い奴だな、死ぬなよ…」
大介
「祐介は?」
耕介
「彼は反対の組みだ…」
その時、目の前の正門が音を立て開き、選手達が招き入れられる
中では、山羊の仮面を被ってる奴がルールについて話し始めた
山羊頭
「初めまして
今日のデビュー戦は特別死合でねぇ
武器は剣、槍、斧しか認めないからねぇ、出場前に入り口でかりなさいね
後、防具は此方が用意した盾のみを許すわよ~
アタリ、ハズレがあるからね
最後に、必ず息の根を止める事、例外は一切認めないからね…以上よ」ニヤリ
そこまで、喋ると山羊頭は姿を消したのだった…
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