第1章 始まり

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いきなりの言葉に全員が顔を強張らせる。 ミツルギ 「まあ、お前達三人同士が戦う訳じゃないが 他の場所で鍛えてる奴らと、一騎打ちだ… 闘う二人の内、片方が死ぬ迄な…」 俺 「死ぬまで…」 ミツルギ 「死ねば終わりだ、逆に楽かもな 勝てば生きる権利が与えられ名前が許される… 単なる奴隷から闘士様に成るわけだ…」 俺 「そして、死ぬまで戦うのか?」 ミツルギ 「いや、力を認められたら… 闘士育成者になる事が出来るわけだ俺みたいにな、 まあ、最後の闘いでヘマしちまったからな~こんな身体だがな~」 俺 「ミ、ミツルギさん」 ミツルギ 「名前で呼ばれるのは好かん」 俺 「何て呼べば?」 ミツルギ 「師匠なんてガラじゃねぇしな~」 俺 「おやじさんで良いか?」 ミツルギ 「構わんぞ そうだ、お前達にも名前が無いと呼び辛いな… あくまでも、俺達の中での名前だがな… お前は祐介、お前は耕介、お前は大介だ」 俺 「俺は大介かぁ」 初めて名前を貰い、嬉しかった記憶が蘇る 自分の口元が、緩んだ…
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