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「へぇー、直也君
君、よく知っていたね」
「ええ、実はこの間
音楽の授業で古い童謡って事でちいさい秋の楽譜を見たんですよ」
「とにかく、その歌を爺さんは良く歌っていたぜ
で死ぬ間近だったかな
俺と親父に言ったんだ困った時にはこの歌を思い出せってな」
「ちいさい秋 みつけた…」
幽亮さんは僕が歌った
歌を口ずさんでいた
すると、突然…誠さんに詰め寄った
「おい、お祖父さんがそれを言った時
その叔父さんはいたか?」
「いや、確か…あん時は叔父さんは仕事の都合があって居なかったな」
「じゃあ、この歌の話を叔父さんは知らないのか?」
「あぁ…
いや、ちょっと待て
そう…言えば、親父の葬式の時に話した様な気がするな
昔、そう言えば、こんなことがあったな…って」
「誠、その旅行はキャンセルしろ
そうすれば、お前の怪異、解決してやる」
そう言う幽亮さんの目は鋭くなっていた
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