怪異FILE06 ちいさい秋みつけた

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「へぇー、直也君 君、よく知っていたね」 「ええ、実はこの間 音楽の授業で古い童謡って事でちいさい秋の楽譜を見たんですよ」 「とにかく、その歌を爺さんは良く歌っていたぜ で死ぬ間近だったかな 俺と親父に言ったんだ困った時にはこの歌を思い出せってな」 「ちいさい秋 みつけた…」 幽亮さんは僕が歌った 歌を口ずさんでいた すると、突然…誠さんに詰め寄った 「おい、お祖父さんがそれを言った時 その叔父さんはいたか?」 「いや、確か…あん時は叔父さんは仕事の都合があって居なかったな」 「じゃあ、この歌の話を叔父さんは知らないのか?」 「あぁ… いや、ちょっと待て そう…言えば、親父の葬式の時に話した様な気がするな 昔、そう言えば、こんなことがあったな…って」 「誠、その旅行はキャンセルしろ そうすれば、お前の怪異、解決してやる」 そう言う幽亮さんの目は鋭くなっていた
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