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その日の深夜
僕と幽亮さん、誠さんの3人は屋敷に来ていた
「幽亮さん、本当に現れるんですか?」
「間違い無いよ、きっと現れるはずだ」
「現れるって何がだよ?
まさか、幽霊…」
「シィー、静かに
どうやら現れたみたいだ」
ガチャ、ガチャガチャ
ドアが開く音がして中に誰か入ってきた
ギィ、ギィ
その人物は懐中電灯の光をかざしながらぶつぶつと独り言を言っていた
「全く…何処に隠したんだ?」
ギィ、ギィ
「だが、時間はたっぷりある
今日こそは絶対…」
「今だ、直也君!」
幽亮さんの合図で僕は隠れていた物陰から飛び出してその人物を押さえる
続いて誠さんも加勢してついにその人物を取り押さえた
すると部屋全体が明るくなる、幽亮さんが電気を点けた様だ
取り押さえた人物の顔が見える
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