147人が本棚に入れています
本棚に追加
小学生の少年…名前を悠太君という彼の話によると…
ユウちゃんという
いつも公園で遊んでいた同い年くらいの女の子がいたらしい
ある日、悠太君はいつものように公園でユウちゃんと遊んでいた
そして夕暮れになり悠太君が帰ろうとした時、突然ユウちゃんから話があると言われたそうだ
しかし、その日悠太君はどうしても急いで家に帰らなくてはいけなくて
話は次の日に聞く約束をしてその日はユウちゃんと別れたそうだが
次の日…
約束通り、悠太君は公園に行ったのだがユウちゃんは一向に現れず
結局、その日悠太君はユウちゃんに会うことはなかった
そして次の日も悠太君は公園に行って待った
次の日も
そのまた次の日も悠太君は公園で待っていたのだがユウちゃんは現れず
とうとう今日で4日にもなるらしい
「でも…だったら、直接そのユウちゃんっていう子の家に行けば…」
「それが…」
僕は驚きが隠せなかった
なんとユウちゃんに直接、会おうにも悠太君はユウちゃんの事をあまりにも知らなかったのだ
住んでる場所や年齢、更にはユウちゃんという名前さえ本名かどうか分からない状態だった
唯一の手掛かりと思われた悠太君の握りしめていた写真も見てみると肝心のユウちゃんの顔が手で隠された状態
ユウちゃんは相当の恥ずかしがり屋な子なのだろう
「それで…だからユウちゃんを探して欲しいんです、もしかしたら何かあったのかも…」
「はぁ…でもねぇ
それなら君から君の親に頼んで警察に言ったほうが…」
そう…もし、これが事件なら警察に任せた方が早いし、確実だ
最初のコメントを投稿しよう!