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「駄目!
駄目です…親には…言えない…」
悠太君が深刻そうな顔をする
その深刻そうな顔からすると親に言えない何か深い訳があるのか…?
僕はしばらく考えて結論を出す
「はぁ…分かったよ
探すのを手伝ってあげるよ」
正直な所、幽亮さんに一言も相談も無しにこんな突拍子もない依頼を請けてしまう形になったが
この時の僕は何故かこの依頼を請けなければいけない気がしたのだ
「本当に…?」
「あぁ、だけど…僕はあくまでここの助手なんだ
だからそんなに力にはなれないかもしれないよ」
「いえ…そんな、ありがとうございます、えぇっと」
「直也だよ
僕の名前は柏木 直也」
「じゃあ…お願いします、直也お兄さん」
こうして、僕は悠太君の依頼を承けた
しかし、あまりにもユウちゃんの手掛かりが少なすぎる為
僕はまず悠太君とユウちゃんが最後に別れたという公園に行く事にした
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