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動きを完全に止めてしまった真琴の耳元で、勇仁が囁いて指示をしてきた。その声に従う様に真琴は手の動きを再開させる。
真琴が手を動かし始めれば、勇仁も同じように握ってる手を上下させて、時折先端を親指で刺激してきた。
与えられる快感で気持ちが高揚しつつ、お互いにいい所を探る様に行為に没頭していった。途中で勇仁から口付けられて、僅かに開いた唇の間に舌を差し込まれ、口内も侵されていった。
気持ち良さから頭がボーッとなった真琴は、塞がれた口の中で数回喘ぐと、勇仁の手で達してしまった。
その事を真琴が認識する前に、勇仁は汚れた手のままで、今度は自分のを扱き始めた。
力なく掴んでいた真琴の手を巻き込んでそれをし始めたので、手がぬるぬるして勇仁のが掛ってるような錯覚を覚えた。
「っ……くっ……」
低く唸った後、勇仁も真琴の手に欲望を吐き出した。それを受けとめながら、真琴の心臓もドクドクと音を立てていた。
「まこ……」
息を整えながら、勇仁が低い声で真琴の名前を呼ぶ。それに応える様に顔を向ければ、直ぐにキスされてしまう。
勇仁がこんなにも欲情して求めてくるだなんて、数時間前までの真琴は想像もつかなかった。
「まこ……痛かったら、直ぐに言ってくれ」
「ん……」
キスから解放されると、お互いので汚れた勇仁の手が真琴の足の間を割って奥へと辿っていく。後ろの窄まりまで来ると、濡れた指先で軽く触れてきた。
触られた直後は少し身体が強張ったが、耳に舌を差し込まれながら、後ろを何度か指でつつかれる内に力が抜けてきた。
「そう……そのまま」
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