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 それでも勇仁は真琴の発言がにわかに信じられない様で、距離を縮めて覗いてきた。 「見た感じ分からないけど、本当は勃ってたりして……」 「んっ……」  見ただけでは納得しなかった勇仁が、いきなり真琴の股間に手を伸ばし、触ってきた。服の上からとはいえ、いきなり触られた事で真琴は思わず声を漏らしてしまった。 「まこ……今ので感じたのか?」 「ちがっ……いきなり触られたから……ビックリして……」  声が出た事で勇仁がすかさず聞いてきて、真琴はゆるく首を振りながら股間にある勇仁の手を退けようとした。しかし、酔っ払ってる所為か力が上手く入らず、勇仁の手を持ちあげる事すら出来ない。 「ま、どっちにしろ、溜まってるだろ? 俺が手伝ってやるよ」 「わっ……ちょ、まっ……」  やわやわと揉まれた事で与えられる刺激に、真琴は抗う事が出来なくなった。口ではストップをかけようとしているが、自分以外の人に触られる気持ち良さの方が勝って、本心では止めて欲しくないと望んでしまっていた。 「ついてるもんは同じなんだし、そんな恥ずかしがらなくていいって」 「ゆ……うと……」  酔うと理性よりも本能の方が上回ってしまい、勇仁に身を委ねる様に真琴は抵抗する事無く目を閉じた。  その様子を見た勇仁は受け入れたと理解したようで、真琴が履いているスウェットと下着の中へ手を忍ばせると、直接触ってきた。 「ちょっと勃ってるな」 「んっ……」  服の上から触れてた時よりも直接の方が遥かに気持ち良くて、やってくる快感から真琴は自然と唇を噛みしめた。
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