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あぁ、温かい 体からは赤黒く汚い血液が、解放されたかのように少しずつ外に流れ出ていく お父さん。お母さん。 もう動けない僕の頬に涙がつたう なんでこんな時に想いだしてしまうんだろう もっとたくさん甘えたかったな もっとたくさん話したかった もっとたくさん怒られたかった もっとたくさん遊びたかった もっとたくさん、もっとたくさん・・・ きっと今更望んだってもう遅いんだろうな ごめんなさい でもこうするしかなかったんだ さようなら僕 さようなら僕
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