ラスト1日

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「何見てんだよ」  視線に気付いた駿があたしを指先で小突く。 「いったっ」 「ほんと仲いいよなー」  和斗が呆れ顔だ。その隣にいる尾野君は無表情を貫いている。  こういうのって、きっと尾野君居辛いだろうなぁ。 「ねぇ、尾野君お昼食べた? せっかくだし、なんか頼めば?」 「えっ」  驚きと戸惑いの表情をしながら、あたしが差し出したメニュー表を受け取る尾野君。
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