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「優月、尾野の家に行くから付いてきて」
駿に言われ、放課後駿と尾野とあたしは尾野の家にやってきた。
この尾野の家というのが平屋の一軒家。どうやら借家らしい。
それは別にいいんだけど、驚きなのがこの小さな家に住んでいる人数だった。
「あ、お兄ちゃん!」
「兄ちゃんおかえり!」
「腹減った!」
見た目尾野の駿が家に入るなり、小学生ぐらいの男の子三人が次々と駿にタックルをしてきた。
尾野って兄弟多いんだ。
「なぁ、お前いつもこうなの? 昨日も思ったけど」
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