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だが、意外な真実の暴露はそれに留まらなかった。
「後は~暇潰しに、何処だかの国王を肉奴隷にして、天まで届くオチ○チン・タワーを建設にチャレンジしまちたにゅる。
(*´ω`*)
まぁ、途中で壊れちったにゅるが♪♪
(/ω\*)」
(おいおい....( ; ゜Д゜)それってバベルの塔じゃね??Σ(゜Д゜))
どんどん暴露されて行く、黒歴史の数々を聞き及び俺は、とてつもない危機感を感じ始めていた。
――明らかに、危険な存在――
そんな緊張感が渦巻く中、当の本人は自分自身の邪悪な行いの重大さを理解していないのか、楽しげに黒歴史を暴露し続ける。
そして、ヤツが宇宙船がどうたらと言った話を始めた直後、俺は話の重さに耐えきれなくなり、ゆうズィィの話を途中で遮った。
「もういい....分かったから、これ以上、そんなダークな歴史話は止めろ――。」
「にゅる?(´・ω・`)?
いきなり、どうしたのですにゅるか御主人?」
俺はそんな、ゆうズィィをの悪意の無さに、思わず溜め息を着く。
溜め息ぐらい着きたくなるのも、当然であろう。
俺の中の歴史感や、伝説に対する認識が一瞬にして崩壊してしまったのだから――。
だが、それは同時にある種の期待感を俺にもたらした。
何せ、今の話が本当ならば(恐らく本当であろうが....。)、ゆうズィィは国の在り方すらをも変える力を有している事になる。
故に俺は、絶句と絶望が8割、期待感2割を抱えたまま、ゆうズィィを再度、見据えた。
そもそも古の時代の事なんぞ、俺に関係ない。
そんな事よりも今は、俺が幸せになる事こそが大切なのだから――。
「さては、その眼差し....御主人は俺っちの事を尊敬してるのですにゅるね?σ(≧ω≦*)」
「いや....尊敬なんてしてないから
(;・ω・)
ただ単に呆れてるだけだよ、お前の行いに――。
まぁ、それはともあれだ....。
証拠を見せてくれないかな、ゆうズィィく!ん。
お前が、異星人って証拠を――
(*`・ω・)キリッ」
「分かりましたにゅる御主人♪♪(/ω\*)
しかし、証拠と言っても一体、何をしてみせたらいいのですにゅるか??(´・ω・`)?」
(よし――!
きたきた来た――!!!( ☆∀☆))
俺は、予想通りの展開に心を弾ませる。
コイツが本当に、人類の歴史をダークサイドに導いてきた存在なら、俺の願いを叶える事など容易い筈だ。
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