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(全く…何時もの事ではあるが、酷い目に合った…。
Σ( ̄皿 ̄;;) )
俺は全自動洗濯機に衣服を放り込み、大量の洗剤を投入すると即座に洗濯機を始動させる。
全く、下水道の臭いは中々、強烈で、そう簡単に落ちるモノではない。
靴も長々と洗剤に浸けなければ、臭いは落ちまい。
そして、俺自身もかなりドブ臭いので、即座に風呂行きである。
まぁ、好都合にも風呂場に洗濯機が設置してあるから直ぐにでも、風呂に入れるのは嬉しい限りだ…。
何より本来なら、あのキモ猫の動向がヤツは現在、ワイヤーでグルグル巻きにして、外のポリバケツに放り込んだ後、原液のハイターに漬け込んでいる状態にある。
これならば幾らヤツとて、身動きは取れまい。
(心身共に漂白されやがれ!(# ゜Д゜))
俺は、この場に居ない外道キモ猫ゆうズィィに向けて、声に出さずに毒づくと早々に、風呂場の扉へと手をかけた。
だが…。
風呂場へと足を踏み入れた瞬間、予想もしなかった光景が俺の目前に飛び込んでくる。
風呂場で、ややくすんだ紫色のマットを鼻唄まじりにヌルヌルした液体を塗りたくるキモ猫。
やけに楽しそうに、そんな怪しげな作業に取り組んでいる。
余りにも得体の知れない光景…。
だが、そんな事よりも気になる事が1つ。
何故…ヤツが、ここに居る?
そう…有り得ない。
ヤツは外で、ポリバケツとハイターのプールに沈みながら、自身の在り方を悔いている筈だ。
それは常人ならば間違い無く、死での旅立ちをしているであろう救いの無い状況である。
だがしかし、だとしたら目の前のこれは何だーー?
鼻唄を口ずさみながら、エグい棒から漏れ出す液体をマットへと楽しげに塗りたくるキモ猫。
(疲れてるのか、俺はーー?(´・ω・`)?)
そう思い目を擦ってみるが、状況に変化は見られない。
つまり…現実って事だ。
「にゅーる、にゅーる♪ マイハニーのスィートスポットで早くにゅるにゅるしーたいな~♪(/ω\*)にゅるにゅる♪(〃∇〃)」
「待てや、何でテメェがここに居やがる!?(# ゜Д゜)」
俺はヤツの虫酸の走る鼻唄を止めさせるべく右手で、ゆうズィィの顔面を掴む。
そして、その右手に力を込めながら言葉を続けた。
常人ならば頭蓋骨が砕け始めるレベルの力の込め方なのだが、このキモ猫ゆうズィィは常人処かモンスターなのだから、その点は心配には及ぶまい。
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