近藤《こんどう》優典《ひろのり》編

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「近藤もな、女とはそこそこに付き合っても 真剣になることもなかったし。 自分の恋愛になるとどうしていいのか わかんなくなっちゃったんだろうね」 「はは、そうですね。 合コンマスターですものね」 近藤だって佐藤さんと同じで 合コンを企画して開催したって 自分のことは二の次だった。 参加している同僚に手助けばかりで 自分では飲み会を楽しむだけ。 この子だ!って思える女がいなかったのか。 でもいなくて良かったんだ。 和香ちゃんという女の子に会えたんだもん。 付き合う彼女がいなかったから 本当に好きになった彼女に告白できた。
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