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カランカラーン
ドアについたベルがなる
入ると人がそこそこ沢山いた
ホテルのラウンジのように広いここは皆の共同スペースだ
懐かしみながら歩いていると、近くに座っていた3人の女が大きな声で話しかけてきた
「ちょっとー。こんな所に地味なキモい奴がいると、ただでさえ梅雨でじめじめしてるのに、もっとじめじめするじゃない!早くどこかに行きなさいよ!」
この女ども化粧が濃いし、香水もキツい
…コイツら…誰だっけ?
まぁ、いいか
というより、今梅雨だったっけ?
確か…5月の終わりだったかな?
異世界には梅雨がなかったからすっかり忘れていた
そんな事を考えながら無言で、端から見ればうつむいて見えるように部屋に戻った
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