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「もし彼女となにかあるなら
わざわざ綾乃の店に行かないよ
店で会う可能性だってあるんだからさ
ウソついたことは謝る
だけど……綾乃………やきもちやいたんだ」
顔を近づけてコツンと額をあわせる
雅臣の吐息が頬にかかる
「俺が他の人とつきあってるって?」
「………」
「嬉しいな
そんなに綾乃は俺のこと好きなんだ」
コクンとうなづく
頬を挟み込む手のひらとそっと唇を撫でる指
「俺は綾乃だけだから」
「ん………私も」
甘い息遣いと共に唇が重なった
「お仕置きしていい?」
少し離れた唇の間から
クスッと笑う雅臣
「え!なんでお……仕置き?」
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