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いったん私の家に向かい
車をマンションの駐車場に入れ
自分の車の中で待っていてくれた雅臣と
そのまま彼のマンションに向かった
玄関を開け中に入ったとたんに
後ろから抱きしめられた
「今日は無理かも」
耳元でささやく彼の声はかすれていた
「………え!何が?」
振り返ると同時に唇を覆われた
「優しくできないかも……しれない」
ふわりと身体が浮き上がり横抱きにされた私
足早に寝室に向かう雅臣にしがみつきながら
そっと目を閉じた
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