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「申し訳ないですけど…………」
フウとひと息ついて姿勢を正した
「私は雅臣と別れるつもりはありません
彼も同じだと思います
そう信じていますから……
あなたに雅臣を差し上げることはできません」
「そうですか……残念ですわね
小田さんの出世がかかってらっしゃるのに
でも わたくしは諦めませんことよ
彼をわたくしに振り向かせて見せますわ!」
ミルクティーをすすると
久保さんは立ち上がった
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