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「だからナオは
春美くんを追いかけたのよね」
「1年以上たって会えなくなったことが
耐えられなくなったの
仕事を辞めて彼の元に行ったことは
後悔しなかった
春美は私が仕事辞めたこと凄く気にしたけどね」
フッと笑うナオ
「押しかけて良かったって思ったわよ
そして籍を入れてこの子を授かって」
ナオは手を伸ばして向こう側にいる
春奈ちゃんの髪を撫でる
「私は一生 春美とこの子を愛し続ける」
「うん」
「綾乃も絶対後悔しないで」
振り向いたナオの真剣な瞳が私を見ていた
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