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『やったあ!』
妊娠を伝えると雅臣は凄く喜んで
私を抱きしめた
『嬉しいよ
俺は男の子がいいな
女の子だといつかどこかの奴に
さらわれちゃうからな』
真面目な顔して言う雅臣
『雅臣だってそうだったでしょ』
『あ…………そうだったな』
ふたりで顔を見合わせて笑う
『楽しみだな
無理するなよ』
まだペッタンコのお腹をさする雅臣の手
『うん』
彼の手にそっと自分の手を重ねた
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