新しい出発

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「ありがとな こんなに可愛い子供を ふたりも生んでくれて」 頬にかかる髪を指先ではらってくれる 彼の手を握った 「私こそ ありがとう これからもよろしくね お父さん」 そう言うと雅臣は頬をポッと赤らめた 「ああ この子達のために頑張らなきゃな!」 「うん」 「綾乃も子育て大変だろうけど 俺もできる限り手伝うからさ」 「ありがとう」 「綾乃少し休め 俺 ここにいるからな」 「うん」 雅臣の優しい唇を額に感じながら 目を閉じた
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