綾乃の選択

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「うん…………でも」 再び下を向いた私の顎に 雅臣の指先を感じ顔を上げると 彼の手のひらが頬を包みこんでいた 「また4人で来れるよ」 「ん……」 頬にある雅臣の手に自分の手を重ねる 「あの子達には俺らが必要だし 離れていくのはまだまだ先なんだから」 「うん そうだね」 これから先だって いろんな事があるだろう! 様々な事が起きるだろうし 困難にぶつかることもあるだろう 「俺たちが見守ってやればいいんだよ」
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