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それからは
お互いの部屋ですごすことが増えた
平日休みの私と基本週末が休みの雅臣
休みがなかなか合わない私達は
会えるときにはずっとぴったりくっついていた
「ねぇ一緒に住まない?」
キッチンで夕食のしたくをしていた私は
持っていた包丁の手を止めた
カウンター越しに笑顔を見せる雅臣
「綾乃は嫌?」
返事をしない私をのぞき込む
「ん……嫌じゃない………けど……少し待って!」
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