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「……そうか…………」
雅臣はリビングのソファーに座り
テレビリモコンを操作し始めた
その後はなにもなかったかのように
夕食を食べた私達
片付けを終えた私は
食後のコーヒーとカフェオレを
トレイに乗せると彼の隣に座った
黙々とすする音だけが部屋中に響く
「…………なぁ」
「ん?」
「綾乃はさ…………」
カチャリとカップを置くと
真剣な眼差しを向ける雅臣
「うん」
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