42人が本棚に入れています
本棚に追加
終わりの始まりー海
記憶を辿ると、いつも真っ白な壁に遮られる
-アメリカ、ペンシルベニア州の路地裏で発見された、多数のマフィアの死体
それに紛れるようにして見つかった男女4人は、いずれもそれまでの記憶を失っていた
後日、その中の一人だった自分は、一緒に倒れていた少年の空(ソラ)・陸(リク)と共に、FBI捜査官である女性 高雫(たかしずく)日生(ひなせ)の元に身を寄せる。
日生の家には同じような事情で彼女と共に生活している少女、水月(ミツキ)がいた。彼女は言葉を失っていたが、特にコミュニケーションに不備もなく、自分達とは、問題なく共同生活を送れていた。
かつて、世を騒がせた連続殺人犯のロブの刃が、彼女と、共にいた自分を狙うまで
最初のコメントを投稿しよう!