第1章

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何のパーティーか分からないが、 俺は既に大勢の人が集まる会場に、 長澤に連れて行かれる。 「あー、美樹ちゃん待ってたよ。」 白髪混じりの年配の男が、 長澤に気安く声をかけてきた。 「叔父様、お久しぶりです。」 「益々綺麗になってー。 おや?その方はもしや?」 年配の男は、俺を見定めるかの様に 上から下まで見てくる。 「はい。婚約者の松永さんです。」 「ーー?」 俺はビックリした顔で長澤を見る。
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