第2章 散りばめられた未来

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「おぉ、未捺……久しぶりだな。」 お爺ちゃん家のドアを開けて すぐ、にっこり笑う らっきょう頭のお爺ちゃんが 出迎えてくれた 「うん…久しぶり、お母さん来てる?」 「もちろん。ワシが呼んだからな  ほらっ、未捺も入れ?」 居間で母とらっきょう頭の お爺ちゃんがテレビを見ている。 つまんない相撲に未捺は、冷蔵庫を漁りに台所に向かった 台所はカーテンで仕切られているだけ。 手を掛けて引っ張る 「開かない。」 「ちょっ、開けるなって言っただろ!?」 カーテン奥からの知らない声と 抑えられたカーテンに驚いて 母とお爺ちゃんを交互に見た
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