第2章 散りばめられた未来

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「未捺…放っといてやれ」 お爺ちゃんが困ったように 口をヘの字に曲げ言った。 「だって、え?なんで  なんで源湯スバルがいるの!」 「まぁ座りなさい、大事な話があるわ」 母に言われて仕方なく座るが 一向にスバルはカーテンから出てこない。 「源湯くんは、あんたの叔父さんについて話があるそうよ?」 「またそれ、話があるなら出てきなさいよ!」 急に呼ばれたかと思えば 1日に二度も叔父さんの 名前を出され未捺は 不安になりつつ、 カーテンの奥に叫んだ。
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