第3章 始まりの雨

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場所はニューススタジオでもなく 政府がよく会見をしている 場所が映った。 『緊急放送です、まもなく総理大臣からの会見がはじまります。』 どうやら、速報が入ったらしい。 突然のことで番組テロップが出ていない。 未捺はスバルを見上げた 「どうすればいいの…。」 「……ミナっちゃん。」 スバルは灰泥雨をよく知る村の 毎年行われる無雨人に選ばれたが、 神の力が弱まった為に 再来を止められる役割を 探さなくてはならない。 「俺に着いてきてくれる?」 「スバルに…? 分かった着いていく」 2人はビニール傘と お爺ちゃんから渡された 赤い傘を持って家を出た。
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