第4章 届いた願い

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真っ赤な傘よりも冴える金髪 雨なんか気にしてないみたい。 「スバル……」 「…俺のせいだな、」 「あの話したから?…だよね」 「お前、さっさと帰れ…」 「えっ、でも」 スバルの手から渡された 傘が唯一の道具だった。 私から離れていくスバル。 学校の制服は同じはずなのに、 傘もささないで歩いていく。 「なんでっ!スバル!まってよ…」 足が動かない。 怖い。  行かないでよスバル!
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