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「最悪です…
この世の終わりですね…。」
そこの村長と名乗る老人が
そう言うと、ある男に
内緒の話をしたんだ。
ミナちゃん…いいかい?
よく聞きなさい。
「この雨を止めるには、
救世主として孤独な人間が…
……必要なんだよ。」
「何よそれっバカ叔父さん!
意味分かんない……
叔父さんのバカっ!」
あの話は、誰にもしていない。
あの叔父さんが消えた日から
誰にも話してもらっていない。
「何よ、せっかくお墓あるんだから
帰ってきてよ……。」
未捺が気づくまで
いつまでも涙が頬を伝う。
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