attack2

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幸い、夜9時だったので、 周囲には誰もいなくて。 まだ肌寒い2月の往来。 その隅に、私と彼女だけがポツンと立っていた。 その甘い香りで、 誰なのかはスグ分かったけど。 何も言葉を発さず、 受け身でいようと心に決めて。 ごめんなさい。 貴女がいることを知っていたのに。
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