attack5

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「さあ、行くぞ」 そう言いながら、主任は私の腰を抱え、 頭のてっぺんに鼻を埋め、匂いを嗅ぐ。 竹内は先頭を歩いているから、 気づいていないようだ。 「久しぶりに嗅ぐ。優羽の匂い」 「失礼ですよ。私、臭くないもん」 「うん。いい匂いだ」 その顔があまりにも嬉しそうで。 私は思わず、頬を染める。
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