糖尿病の発覚

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入院14日目。 血糖値もなんとか 90から150前後まで 落ち着き 担当医師から 「だいぶ落ち着いたので あとは外来で やっていきましょうか。 退院は金曜日か 土曜日でどうでしょう。」 「あ、早いほうがいいので金曜日でお願いします。」 「じゃあ その方向で考えます。」 やっと退院できそうだ。 最初は この入院は必要なのか? と疑問だったが インスリンの 量の調整のため 血糖値の推移を測る。 インスリン注射や 血糖値測定器の扱い方を 入院期間で マスターしなければ ならないし やっぱり 必要なのだと思う。 入院中は暇なので インターネットで 同じような「病友」を 探してみたり いろいろ試している。 何人かから メッセージをもらい メールのやりとりを したりして 自分だけではないと 思うことができた。 一般的に糖尿病と言うと 2型なので こっちであれば いろんな会があり 運動や食事会も あったり、ある意味では 楽しそう。 しかし、1型ではそうも いかないのかなと思う。 全国規模で毎年 10万人に1人か2人だから 当然病人は全国に 散らばっている。 人口の多い首都圏や 政令指定都市なら それなりに仲間は いるのかもしれないけど。 2型とは天と地だと感じる。 基本的に食事療法や 運動療法も2型中心の話 ばかりだ。 まあ、共通点もあるのかも しれないが 「2型中心の糖尿病の会」に 入ったところで 疎外感や 孤独感を感じそう。 それだったら 全国に散らばっている 1型の人と 話したほうがいい。 もしくは、今までと同じ ライフスタイルで 十分だと感じている。
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