第18話 鉄壁

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オレはベッドから飛び起きて、メニューを奪い取った。 道中ではオッサンの食い意地を見せられて食欲をなくしてたんだ。 ホテル内のレストランも閉まってて、どうしようかと思ってたところ。メニューを見て、よだれを拭う。 「本当に、運営持ちなんだな? どれだけ頼んでも、大丈夫なんだな?」 そして夜中のパーティーが始まった。 自家製ベーコンサラダ、白金豚のハンバーガー、大山地鶏のフリッター、ミラノ風生ハムピザ、ペペロンチーノにアラビアータ、あとなんだったけ?  サービスエリアであれだけ食ってたオッサンも、引くくらいがっつく。 それでまた調子に乗って「ワインでも飲んだら?」なんて言うから、もう止まらなくなってさ。 いやあ、食ったよ、食った。腹がはち切れそうなくらいにね。 シンタロウも三男坊も、ホテルの食事を美味そうに、口に入れた。 絶対に食べきれないだろうと思っていた量なのに、この二匹にかかれば、あっという間に空の皿が積みあがる。 ギャル曽根? 相手じゃないね。 「じゃあ、寝る前に、作戦会議を」
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