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オレはベッドから飛び起きて、メニューを奪い取った。
道中ではオッサンの食い意地を見せられて食欲をなくしてたんだ。
ホテル内のレストランも閉まってて、どうしようかと思ってたところ。メニューを見て、よだれを拭う。
「本当に、運営持ちなんだな? どれだけ頼んでも、大丈夫なんだな?」
そして夜中のパーティーが始まった。
自家製ベーコンサラダ、白金豚のハンバーガー、大山地鶏のフリッター、ミラノ風生ハムピザ、ペペロンチーノにアラビアータ、あとなんだったけ?
サービスエリアであれだけ食ってたオッサンも、引くくらいがっつく。
それでまた調子に乗って「ワインでも飲んだら?」なんて言うから、もう止まらなくなってさ。
いやあ、食ったよ、食った。腹がはち切れそうなくらいにね。
シンタロウも三男坊も、ホテルの食事を美味そうに、口に入れた。
絶対に食べきれないだろうと思っていた量なのに、この二匹にかかれば、あっという間に空の皿が積みあがる。
ギャル曽根? 相手じゃないね。
「じゃあ、寝る前に、作戦会議を」
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