第18章 身代り人形の愛

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「まだ俺に縛られていたいか?」 鏡の中。 律の目の色が変わる。 「……はい」 それと同時に 僕の目の色も変わる。 「神様が間違ってる。許されない愛なんて……この世にないもの」 僕は絞り出すように言った。 それを聞いた律は ドレッサーの引き出しから 赤いロープを取り出すと――。 「……ンッ!」
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