第18章 身代り人形の愛

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すべての矢印が 逆方向ヘ向う。 その意味が。 「正直、静がおまえだったらと何度思ったか」 「だまれ……」 「可偉人、俺は……」 「――黙れっ!」 どうして律が 僕と可偉人を引き離し 僕を捕えて食い物にしていたのか。 「言ったろ。静をこれ以上傷つけるな!」 ようやく僕にも 分かった気がした。
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