第18章 身代り人形の愛
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その瞬間。 僕の中で こんがらがっていた糸が ピンと一本張りつめたんだ。 「それでか……それで……」 辻褄が合った。 「それで僕に……お兄様と呼ばせていたんだね?」 こみあげてくる切ない笑い声は 涙以上に僕の胸を締め付けた。
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