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「バーで君が突然倒れこんできてさ」
「ああ……」
新聞記者。
ギムレット。
徐々に事の顛末を思い出す。
「だからって君ね、出会ったばかりで寝込みを襲うなんて！」
見れば僕も
タンクトップに下着姿だった。
「いや、だって……」
「だって？だって何だよ？」
人は見かけによらないと言うけど本当だ。
「まったく！そんな爽やかな顔しちゃってさ！」
くれてやって惜しい身体ではないけれど。
あまりに悪びれない態度に
僕は思わず声を荒げた。
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