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「委員長、8時25分です。後5分で校門閉めます」
「うむ。後10分で切り上げる。校門閉めた後から登校した人たちはチェックしときなさい。あ、そこの君、ネクタイをしっかり締めてください。」
時間は経ちもうすぐ授業が始まる。
今来た奴は遅刻決定なのでチェックリストに書かせてもらう。
まぁ、遅刻する奴らなんて同じ人ばっかなんだけどな。
「門閉めます。」
「委員長、後は自分たちがチェックするので先に教室に行ってて下さい」
「わかりました。後は任せます」
俺はそう言えばチェックリストを他の風紀委員に渡し学校へと入った。
いつもなら自分も残るのだが今日は校則を破っている人たちも少なかったので後は他の風紀委員に任せて大丈夫だろう。
下駄箱で靴を履き替えれば教室へと向かった。
ガラガラ
「お、白凪!お勤めご苦労さん。」
「あぁ、ありがとう」
「白凪くん、おはよう!」
「川崎さん、おはよう」
自分で言うのもなんだが、風紀委員長だからと言って全員から怖がられていたり嫌われているわけではない。
まぁ、一部の人間(校則を乱す者)には嫌われているが…
俺は適当に挨拶を返せば自分の席へとついた。
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