中身と外身

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間も無くして担任が教室へと入ってきた。 簡単に諸連絡などをすればまた出て行く。 そうして直ぐに一限目が始まった。 * 一限、二限と終わっていきもうすぐ昼休み。 後5分で授業が終わりというところで廊下の方から怒鳴り声が聞こえた。 「うっせぇんだよ!!」 「なんですかその態度は!!」 クラスの生徒はその怒鳴り声を聞きザワザワし始めた。 俺もはぁとため息をはけば席から立ち上がり廊下へと出た。 廊下の先では数学担当の山本先生とブラックリストNo.15の坂下が言い合っていた。 「てめぇが教室から出ろって言ったから出てやったんだろうが!」 「君が真面目に授業を受けないからだろう!」 「誰がてめぇみたいなくそつまんねぇやつの授業なんか受けたがるかよ」 「なんですって!」 お互いガキなのか? 坂下は不良と言えば不良なのだがそこまで問題を起こす奴でもなかった。 まぁ、数学担当の山本先生は色んな生徒から嫌われている。嫌味な奴だと。 俺はゆっくりながらも2人に近づいた。 .
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