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会議が行われていた教室から出た私は自分のクラスへと戻った。
大抵は会議が行われていた教室。風紀室にカバンなど持っていくのだが、毎月この日はそういう訳にはいかない。
何故なら会議が終わっても中々風紀室から出ない生徒が多いからだ。
さっさと部屋から出ればいいことなのだがあそこにいる人間は中々そうはいってくれない。
と、自己紹介が遅れたが、
私の名前は白凪 大和(しらなぎ やまと)
この学校で風紀委員長を務めている高校2年だ。
先ほどの会議は月に一度行われる委員長会議で、各委員会の委員長(たまに副委員長)が出席し話し合いをする。
本来進行を務めるのは生徒会なのだが生徒会は委員会では無いというよくわからない理由で出席していないため私たち、風紀委員が進行を務めている。
後の話はまたおいおい話していこう。
こんな話をダラダラしているのは時間の無駄だ。
そうだ。私は急いでいる!
そう!急いでいる!
「…!やばっ、後30分で下町アイドル あいりん☆が始まっちゃう!急ご!」
そう。私は下町アイドル あいりん☆を見るために急ぐのだ。
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