26人が本棚に入れています
本棚に追加
/63ページ
福原廉side
「はぁ…ほんと葛西は酒弱いな」
「へ?そんな事ないれすよ~!」
最近何か思いつめたような後輩を飲みに誘ったはいいがやっぱりこいつは酔わせた方が素直になる。
「で、葛西?最近悩んでること、あるんだろ?」
俺の言葉を聞いて驚いているのか目をぱちぱちさせた後泣きそうな顔になった。
「ほら、いってごらん?」
「ふっ、ぅっ…ふくはらさん~」
抱きついてくる小さな体を落ち着かせようと背中を優しくなでる。
「ん?どーした?」
泣きながらぽつぽつと今までおきたことを話し出した。
最初のコメントを投稿しよう!