それから

6/21

26人が本棚に入れています
本棚に追加
/63ページ
「葛西?今日、俺んちにお泊まりしような?そんな酔ってちゃ家帰れねぇだろ?」 「うんっ…福原しゃんのお家に、お泊まりする…。」 なんで酔ったやつって口調がちょっと子供っぽくなるんだろうな? 「そんじゃ、いくか。」 葛西はかなり酔っているせいかタクシーに乗っている間も部屋に移動する間も終始俺に抱きついていた。 「ほら、ベッド着いたから寝な?」 シワになると思ってスーツは脱がせ俺のスウェットを着させた。 サイズは、まぁでかいわけで。 彼シャツって……いいよな。 で、ベッドに寝かせたはいいけど 「うぅ……福原しゃんも~」 そう言って俺のシャツを一向に放そうとしない。 しかた、ないかぁ。 今、お仕置きすっか。 ゆっくりと首筋を舐め鎖骨当たりに吸い付く。 お仕置きって言っても俺にはこのくらいしか出来ねぇんだよな…。 だって嫌われんのやだし。
/63ページ

最初のコメントを投稿しよう!

26人が本棚に入れています
本棚に追加