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どのくらい時間が経ったのだろう。
福原さんが戻ってきた。
俺の目の前に座る。
「さっきはごめんな?俺さ、葛西の事が好きなんだ。」
手が頬に触れる。
「結構最初っからなんだ。お前の教育係になってお前と喋るようになって、いつの間にか惹かれてた。長い片想いなんだ。言わずに終わそうとしてたのに。昨日お前から話聞いてすげぇムカついて、横から来たやつに奪われるぐらいならって思って諦められなくなって。」
目が合う。
「ちゃんと気持ち言うな?俺は葛西が好きです。俺と、付き合ってください。」
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