勇気という名のツルギ

2/3
前へ
/3ページ
次へ
雲ひとつない青い空が広がっていた。 その青い世界に吸い込まれそうな 錯覚に恐怖を覚えながらも 決して手が届くことはない。 一歩踏み出そうとしては、戻され 自分が大地から離れることが 出来ないことを思い知る 人が天を目指すには踏み台がいる。 そして、天にたどり着いた今 自分のいた場所が余りにも小さく 絶望する 夢を手にした者は、その儚さに 力を手にした者は、その無力さを 嫌でも気付かされる。
/3ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加