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***** 何のかんのと母さんの術中に嵌って 仕方なしに実家に泊まっている。 泊まっているも何も 元々俺は実家暮らしだったけど 虹渉とやっと結婚できた今は 虹渉のマンションで暮らす気でいたのに。 って言うか ニューヨークまで迎えに行ったけど 荷造りに追われて 俺は クリスマスイブに虹渉を抱いてから まだその後は致していない。 だから 今日こそはと意気込んでいたのに・・・・・・ 「拓海さん 明日からどうするんですか?」 渚に借りたパジャマを着て お風呂から上がった虹渉が聞いて来た。 「何が?」 「今までご実家暮らしだったでしょう?明日から何処暮らし?」 何処暮らしって・・・・・・ 「俺は虹渉のマンションに引っ越す気でいるよ?」当たり前でしょ! 「でも 私ん所は単身用で狭いですよ?」 あ、そうだったな。 「虹渉のマンションは分譲だから 賃貸にでも出して 俺らが住む所を何処か見つけるか?」 そうなると辰哉達とは離れてしまうかもしれないけど 俺はもう虹渉と蒼空から離れる気がないから安心しろ! 「ん~~ どうしましょうかね?」 「取り敢えず正月休みで不動産屋は休みに入っちゃってるから その間に決める事にするか」 「そうですね」
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