年下義姉 -週末の情事ー

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「そうなの しばらく一緒に住むって」 「せっかく子供を作るために仕事やめたのに」 「別にそれは問題ないと思うけど」 「気になるだろ」 「うん まぁね」 「困ったヤツだよな 全く」 「ヨシヒコさんと同じこと言ってるし」 兄とはお互いのことを何でも言い合えるほどに 仲がいい 兄の仕事が休みの時を見計らって 昼間に時々電話で報告し合う 「で アカリには許してもらえたの?」 「ハハハッ 聞いてくれるか」 姪のアカリはまだ6才だが 兄のことを困らせる悪女といった感じの子供だ 「そしたら次はミカの機嫌が悪くなっちゃって」 ミカさんは学生時代から兄と付き合ってて そのまま結婚した 子供っぽい女性だ 「似るのね 性格まで」 「そうだぞ おまえも子供が出来たら どっちかに似るから覚悟しておけよ」 「うちはどっちも穏やかだから」 「まぁ 娘なら旦那に似た方がいいかもしれないな」 「何よ それ~」 父とは高校卒業してから会っていない 兄にも秘密にしているが 中学の頃に酔った父にイタズラをされていた 私が高校に上がる頃に彼女が出来たのか 全くそういうことはなくなったが 忘れられるはずもない 兄も父とはもう連絡をとってないようだ 何か理由があるのかもしれないが ほとんど話題にすることがないのでわからない 「本当にすまないな」 「もう謝ってばっかりなんだから」 「こんなつもりじゃ・・・」 「しばらくの間ならガマンするわよ それより子供を作っちゃえばいいじゃない」 「まぁな 妊娠したらすぐ追い出すから 君に余計な神経を使わせるわけにはいかないし」 「うれしいわ じゃあ・・」 夜の生活をはじめようと思ったが 夫は義弟のことで神経を使ってるからか 盛り上がってこないようだ 「あぁ・・・」 「また謝るつもり?」 「いやっ 明日は大丈夫だと思うから」 「いいわよ 無理にするものでもないし」 内心はガッカリした 新婚1年目も週に1回はしていたのに 妊娠しなかったのだ 今までのようなペースでは期待出来ない それに仕事をやめると頭の中が 今まで以上にエロスで埋め尽くされてきた 何故か記憶から消したい中学時代の父との事も 思い出しては興奮してしまってる自分がいる
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