touch 111

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ふうん、と適当に聞き流され。 そのまま和やかにバームクーヘンを切り分ける。 相変わらずのランチタイム。 夏目さんの彼氏が、客先で貰ってきたという ずっしりと重い箱を開けたところ、 年輪と見まごうばかりのソレが入っており。 早速、こうしてパクついているのだ。 「加納さん、ピンチだね」 「いやいや。そっちはもう終わってますから。 加納さんの話はヤメてくださいよ」 などと宮澤さんに懇願した、その夜。
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