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ふうん、と適当に聞き流され。
そのまま和やかにバームクーヘンを切り分ける。
相変わらずのランチタイム。
夏目さんの彼氏が、客先で貰ってきたという
ずっしりと重い箱を開けたところ、
年輪と見まごうばかりのソレが入っており。
早速、こうしてパクついているのだ。
「加納さん、ピンチだね」
「いやいや。そっちはもう終わってますから。
加納さんの話はヤメてくださいよ」
などと宮澤さんに懇願した、その夜。
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