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第五話『ダンスパーティ』
俺様はエリーと焼却炉でゴミを燃やしていた。魔法の釜で、要らない物を燃やしてレアアイテムが手にはいる。と学園の噂だ。
『で、ミカエル先生とのその後は?』
ニヤリ、と笑うエリー。
ミカエル先生はあれやこれや、と理由をつけて俺様を誘うが。
俺様がその気になれなかった。
そしてとうとう秋のダンスパーティの開催を中庭の剣が宣言した。
剣は男女一組で参加することも告げていた。
エリーが好奇の瞳で独自にリサーチした学園の美女たちの名をあげる。
『あの、風紀委員長。私もゴミを燃やしてもいいですか?』
レベッカと言う劣等生、ぐらいしかしらない。
君は、と口を開こうとしたら、レベッカがそばかすの頬を真っ赤にして、ダンスパーティの招待状を渡した。
剣はこうも告げていた。
パーティに参加するには女性から男性にパーティの招待状を渡す事、男性が受けとればもう断る事は出来ない。
レベッカは下を向いた。
エリーが好奇の瞳で俺様たちを見つめた。
俺様は何となく招待状を受けとったよ。
レベッカの顔がますます紅くなった。
チン。
焼却炉で音がした。
何かが出てきた。
純白のドレスとライオンの冠。
そして、黒のダブルのスーツが出てきた。
中庭から剣の大声が聞こえた。
次の満月の晩にダンスパーティを開催する。主役に俺様とレベッカの名をあげる。
ミカエル先生の私室が爆発した。
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